2017/10/07
上のもさもさしたピンクっぽいのが女郎花、間がこないだと同じくホトトギス、下の白い花が秋明菊。貴船菊とも言うんだって。
10月のお稽古は中置き。お茶には風炉と炉っていって、ざっくり言うと夏のお点前冬のお点前があるんですけど11月から炉になるんですね。で、暑い時期の風炉の時は御釜が客席から離れてて、寒い時期の炉になると御釜が客席に近くなる。10月はまだ風炉だけど寒くなってきてるので、御釜を五行棚っていうものを使って少し客席寄りに置いておく、だから中置きって言うんですって。
この五行棚っていうのが面白いなぁと思うんです。名前の意味が。棚って普段は御釜を置くのに使わないんですけどこの五行棚には御釜を置いてるわけで、御釜と棚を合わせて五行の要素が揃ってるから五行棚って言うんですって。五行って陰陽道とかにある木火土金水の五行。
確か棚が木で御釜が金、中のお湯が水で灰が土、炭が火だったかな。今度忘れなかったら確認しよう。
普通の棚に柄杓を飾る時も、棚板の形が四角か丸かで柄杓の飾り方も変わるんですけどそれは陰陽を作るようになってるんですって。四角い棚の形は陰だから柄杓を飾る向きは口を上に向けた陽に飾る、棚板の形が丸の時は陽だから柄杓の口を下向けて陰に飾るって教わったんですけど、なんだか面白いなぁって思います。
今日やったお稽古は続きお薄。お濃茶やって続けてお薄もやるっていう名前そのままのやつ。
準備の仕方を忘れがちなんだけどお濃茶から継続して使うのは茶杓くらいだったね。建水も一度持って帰るよ。お点前自体はそこまで難解じゃない、最初は普通にお濃茶やってお仕舞いしますの挨拶の時に続けてお薄ってなる。茶入れお仕覆を先に拝見所望されて出す。いややっぱお点前自体も細かいとこは忘れがちだな。またやろう
お茶杓は『一燈』
ご銘は『神楽』
お軸は月にススキの絵
2017/09/16
まず訂正しよう。
前回の記事の内容なんですけど、花点前もお茶碗と棗を仕覆に入れるって。卯の花点て以外は仕覆を使う。よし。
というわけで今日も茶箱のお稽古しました。写真は……撮り損ないました。
今日のお点前は前回と同じ卯の花点てと、冬のお点前雪点前。
卯の花点ては茶箱をお盆に載せて運んで、茶杓とか棗とかをお盆に置きながらお点前するやつ。お盆点前に似てる気がする。
雪点前はお盆なしで茶箱のみ。かけごうを使ってかけごうの上でお茶を点てるやつ。茶箱の蓋の上に棗や茶杓を置いてお点前する。
雪点前が身の回りコンパクトにすんで楽チンですね。
あ、あと、茶箱の時の長尾の処理がカタトンボ。
雪点前もあんまりやってなかったなと思いました。でも一番ちゃんと覚えてないのは花点前だな〜って感じだから次の機会には花点前もやろう。
この4つ以外にも茶箱のお点前があるらしい。初めて知った。どういうものかやってみたいかな。
今日のお花。緑のイガイガ見えるかな、栗。手前がむくげで小菊に前回もあったりゅうのうほととぎす。
栗、美味しいですよね。
2017/09/02
八月はお稽古がお休みだったので一月ぶりです。
今日は茶箱点前のお稽古。茶箱っていうのは野点、外でのお点前に使う物なんですね。写真を撮ってくれば良かった、次タイミングがあったら撮らせて貰います。
箱の中にお茶碗や棗、茶杓に茶筅、茶巾と小帛紗と帛紗、あとふりだしっていうお干菓子入れる容器が入ってて、まぁピクニックバスケットの和式みたいな雰囲気で見てます。
他にも季節ごとに使う道具が増えたりするんですけど今日お稽古したのは多分一番シンプルな卯の花点てっていう夏の茶箱のお点前です。
いつも忘れちゃうんだけど、
春:花点前……花形盆を使う
夏:卯の花点て……山道盆を使う
秋:月点前……お茶碗お棗に仕覆、器据を使う
冬:雪点前……お茶碗お棗に仕覆を使う
だったかな。
茶箱の中のお道具は、たとえばふりだしや茶巾を入れる茶巾筒なんかも決まった道具を使う必要は無くて、道具が仕舞えて箱の中に収まれば自分で好きなものを使っていいんですって。
拝見に出す時なんかはそっちの方がお客様も道具を見て楽しめるんじゃないかなって事でした。
実際に野点をすることは無いと思うけど、茶箱はそういった意味で自分だけのお道具を揃えられそうで楽しそう。いつか茶箱を買ってみたいなって思います。
お香合。うさぎとススキ、あと形が月になってる。秋ですね。
お花は竜胆と矢筈すすき、それと龍青(りゅうのう)ほととぎす。写真がそのほととぎす。花びらの先がうっすら青くなってるんですって。確かに青みがかってる。普通のほととぎすよりも小ぶりな感じ。
2017/07/22
今日も台天目のお稽古。お湯を注ぐときに左手添え忘れがちなので気をつけて。
お軸は『竹に上下の節あり』
ご銘は『和敬』
唐物の時はご銘に禅語のような、そういったものをつけるそうなんだけど禅語のレパートリーが3つくらいしか無いのでお勉強が要りますね〜。
今日のお花は「むくげ」と「矢筈ススキ」
お茶に使うお花はぱーっと開いたものよりもほころび始めた蕾くらいが好ましいんですけど、むくげは朝咲いて夕方にはしぼんじゃう一日花なので、こういったお花は綺麗に咲いてる時を飾る方がいいんだって。こういうその時の瞬間をいただける事を、「ごちそう」って表現するそう。
そう考えると蕾の時も、かたすぎず開きすぎずの良い頃合いをいただく訳で、それってどんな時も用意してくれるご亭主の気持ちが込もってるから、ありがたいものですよね。お席はその瞬間の大切な一期一会だなぁと思いました。