シュピーゲル

水平線上の鏡

2018/05/26

f:id:julyjulydawn:20180526140639j:image今日のお花は芍薬だったんだけどしんなりしちゃって可哀想だったので写真は無し。でも手持ちで撮れるものが無くなってきたぞ〜

 

諸事情あって久しぶりのお稽古。五月からは夏のお点前、風炉です。今回は風炉の基本を確認する為普通の濃茶と薄茶。なので今日聞いたお話。お点前中にお釜に水を入れる時の話。

 

風炉のお濃茶は、お茶を点てる前にお釜にお水を一杯入れるのね。先生が教えてもらった話では、五月のお茶は去年のお茶で古い時期のものになるから、風味を飛ばしてしまわないように少し温くしたお湯を使うんだって。その為に点てる直前にお水を入れる。

次に、お客様にお茶を出した後入れるお水。これはもうお仕舞いですよ、お茶点てませんよって合図のお水なんだって。

そんで最後、もう一度お水を入れるのは次にやるお薄の為のお湯をお釜に足しているっていう事で、それぞれお水を入れる意味がある。

お薄の時にお水を入れるのは、逆にまだお茶点てますよもう一服いかがですか?って意味なんだって。

 

今さらだけど行動の意味が分かればいつ必要なのかなぜ必要なのか、その判断を自分で考える事が出来るようになるから、わけを知るのは大事だね〜。その方が頭に入るし。

単なる手順、作法の一つって覚えるより意味を知る方がやっぱり好き。

 

あと今日は初めて使うお薄器使ったよ。四滴茶入れの一つの手甕っていうやつだそう。飾る時や置き合わせの時は取っ手を外側に、使ってる時は取っ手を手前に。

 

あっお軸聞くの忘れた。

お茶尺は『六閑斎』

ご銘は『杜若』

関係無いけどあやめと菖蒲と杜若、杜若が1番好き。修学旅行で行ったお寺に咲いてた杜若がめっちゃ綺麗だった〜