シュピーゲル

水平線上の鏡

2017/10/07

f:id:julyjulydawn:20171007214938j:image上のもさもさしたピンクっぽいのが女郎花、間がこないだと同じくホトトギス、下の白い花が秋明菊。貴船菊とも言うんだって。

 

10月のお稽古は中置き。お茶には風炉と炉っていって、ざっくり言うと夏のお点前冬のお点前があるんですけど11月から炉になるんですね。で、暑い時期の風炉の時は御釜が客席から離れてて、寒い時期の炉になると御釜が客席に近くなる。10月はまだ風炉だけど寒くなってきてるので、御釜を五行棚っていうものを使って少し客席寄りに置いておく、だから中置きって言うんですって。

この五行棚っていうのが面白いなぁと思うんです。名前の意味が。棚って普段は御釜を置くのに使わないんですけどこの五行棚には御釜を置いてるわけで、御釜と棚を合わせて五行の要素が揃ってるから五行棚って言うんですって。五行って陰陽道とかにある木火土金水の五行。

確か棚が木で御釜が金、中のお湯が水で灰が土、炭が火だったかな。今度忘れなかったら確認しよう。

普通の棚に柄杓を飾る時も、棚板の形が四角か丸かで柄杓の飾り方も変わるんですけどそれは陰陽を作るようになってるんですって。四角い棚の形は陰だから柄杓を飾る向きは口を上に向けた陽に飾る、棚板の形が丸の時は陽だから柄杓の口を下向けて陰に飾るって教わったんですけど、なんだか面白いなぁって思います。

 

今日やったお稽古は続きお薄。お濃茶やって続けてお薄もやるっていう名前そのままのやつ。

準備の仕方を忘れがちなんだけどお濃茶から継続して使うのは茶杓くらいだったね。建水も一度持って帰るよ。お点前自体はそこまで難解じゃない、最初は普通にお濃茶やってお仕舞いしますの挨拶の時に続けてお薄ってなる。茶入れお仕覆を先に拝見所望されて出す。いややっぱお点前自体も細かいとこは忘れがちだな。またやろう

 

茶杓は『一燈』

ご銘は『神楽』

お軸は月にススキの絵